むちうちと鍼灸

交通事故に遭われて間もない方は
先ず交通事故と鍼灸のページをご参照ください。

むちうちについて

「むちうち」という言葉を聞いてどういう症状を思い浮かべますか?
おおよそ「交通事故にあってから首が痛い症状」ぐらいの認識の方が
殆どではないでしょうか。

むちうちとは厳密には事故に遭った瞬間に、
【強大な外的衝撃で身体全体が前後に大きく強くしなる現象】
のことを言います。

後ろからの追突では頭は過伸展(後方)→過屈曲(前方)
前からの追突では頭は過屈曲(前方)→過伸展(後方)
へと大きく揺すぶられ、
さらにシートベルトによって
右座席に乗っている人の身体は大きく強く右に捻じれ、
左座席に乗っている人は左に捻じられます。

瞬間的に身体全体が鞭のようにしならされ、
且つ強制的に捻じられるわけです。
首だけではなく、仙骨から脊柱・頭蓋骨まで強く揺さぶられのです。

これだけのことを踏まえても
首が痛いからといって首だけ、あるいは首回りにだけ治療しても
まるで意味がないことは冷静に考えれば分かることではないでしょうか。

症状が激しいとついつい症状を感じている部分、
その局所への施術を求めてしまう方が少なくありませんが
注意が必要です。
慰安的施術、局所治療はあくまで対症療法であり、
それは決して根本治癒には結び付かないものなのですから。


むち打ち以外

仙骨から背骨、頭が大きく前後に揺さぶられる現象をむちうちと言い、
その現象に伴い歪んだ身体から発する主に首の痛み、
その他の周辺症状も「むちうち」と呼ばれるようになりました。

しかし、実際には上記のような後ろから、
または前から事故に遭うケースばかりではありません。
衝突は斜めから横から、様々な角度からの受けるでしょうし、
車が回転したりどこかに飛ばされてぶつかったり、
エアバッグで顔を後ろにはじかれたりと千差万別であり、
その身体へのダメージは想像以上に深く後々まで影響しやすいものです。

事故直後は脳も興奮しているため、
すぐに症状が出てこない、感じられないことも珍しくありませんが、
軽視することは禁物です。

さらに事故以前からある、習慣による身体の歪みを抱えていた方は
その上の外傷なのだという認識も必要でしょう。


むちうちと鍼灸

当院は症状を追わない根本治療専門院です。
たとえ主訴が「むちうち」だからといって
「むちうちの治療」をするわけではありません。
「ムチウチに効くツボ」に鍼するわけでもありません。

【むちうち】という症状を表現せざるを得なくなっているお身体全体を具に観察し捉え、
あなた本来の治癒力が発揮されやすくなるように
身体全体の構造的不調、機能的不調を整えるべく
図ってゆくばかりです。

そして、それが最も効率的に身体を回復させてゆく治療となるのです。
どんな不調も治すのは治癒力 なのですから。

治療はあくまで治る手助け、と認識して治療を受けることが大切です。


養生と治療

治療によってせっかく身体を整えても、
その整った状態を早々に崩してしまっては意味がありません。
その時点時点で最も良い状態へと身体が整ったら、
それをなるべく維持し、活かしてゆきたいですよね?

整えた状態を次の治療まで維持し、
さらに回復を速めてゆくのはご本人の養生にかかっています。

〇余計な負担・ストレスの軽減
・怒り、怨み、不平不満、悲観的思考などの修正
(精神的ストレス 脳の緊張)
・酒、煙草、食べすぎ、偏食などの修正
(内臓へのストレス)
・スマホの見過ぎなどの改善
(目や脳の緊張→睡眠不足→治癒力の低下)

〇姿勢の修正
・弱い筋肉の強化
・硬くなった筋肉・筋膜を緩めるセルフケアの実践

養生と治療は治癒への両輪です。

お伝えする養生のポイントを素直に実践しながら治療を受けるか、
何もしないで、すべて依存的に治療を受けるか、
まったく予後は変わってきます。
あなたならどうなさいますか?

むちうちに伴う首・肩の痛みや頭痛、めまい、気力の低下その他、
後遺症で悩まれている方は
希望と主体的な問題意識をもってご相談ください。

当院は本気のあなたを全力でサポート致します。


院長 吉良 淳
はり師・きゅう師(国家資格)
漢方鍼灸臨床研究会認定漢方鍼灸医
日本刺絡学会認定鍼灸師
FTPピラティス認定ベーシック・トレーナー  
さらに詳しいプロフィールはこちら

☆☆加古川市の根本治療専門院 鍼灸治療院きさらぎ

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電話受付 午前9~午後1時 午後3~午後7時  休診 水/日曜午後 祝日 第3日曜
治療中はすぐに電話に出られない事がございます
呼び出しは長めでお願い致します

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