男性不妊と鍼灸

Q 男性の不妊の治療もされていますか?

A はい。男性の不妊も鍼灸の適応症となります。

不妊状態の治療は、当院ではほとんどが女性ですが、
男性の方のご相談も頂きます。
もちろん、治療させて頂きます。

なお、今日の精子の状態は3か月前の健康状態が反映されると考えられます。
よって治療も最低3か月以上の継続的な治療が必要となります。

男性不妊の分類と原因(西洋医学的に)

男性の不妊症は主に次の3つです。
精無力症・・・・精子の活動性が低い
精子欠乏症(乏精子症)・・・精子の数が少ない
無精子症・・・・精液中に全く精子がいない状態

男性不妊の原因(西洋医学的に)は大きく分けて
〇内分泌系の問題(ホルモンの分泌以上)・・・・・主に脳下垂体の問題
〇精巣周囲の血行の悪さ
が原因となります。
二つが重なる場合もあります。

男性不妊の原因(東洋医学的に)

東洋医学的には生殖能力、性機能の問題は『腎』が深く関わります。
腎は先天的な生命力であり、身体の熱を適度に保ち、骨・髄、歯、髪、耳などと関係し、
水分代謝を主(つかさど)ります。

よって腎が虚す(弱る)と

  • 気力・体力の低下・減退
  • 四肢の冷え
  • 骨や歯が弱る
  • 耳が遠くなる
  • 髪が白くなる・抜ける
  • 性機能が落ちる
  • 頻尿になる
  • 排尿困難・・・小便の出や切れが悪くなる
  • 尿漏れ
  • 物忘れ
    などの症状が現れます。

年老いれば誰でも腎虚に傾きますが、これを生理的腎虚と言い、
先天的問題や不養生(悪しき生活習慣)等によってなる腎虚を病的腎虚と呼びます。
さらに腎虚体質(腎を中心に内臓の機能的均衡を保つ)の人は腎虚になりやすくなります。
なお、腎虚は肺虚を含み、肺・腎ともに虚している状態。



〇腎陽虚
陽虚・・・身体を温めるエネルギー:陽気の不足

腎虚の症状+冷えを主症状とする。
性欲減退、勃起不全、体力低下、視力の低下、物忘れ、歯が弱る、耳鳴り、集中力の低下、抜け毛・白髪が増える、下半身の筋力低下・冷え・重だるさ など


〇腎陰虚
陰虚・・・身体を潤し栄養するもの:腎陰の不足

腎虚の症状+熱(ほてり)を主症状とする。
体を潤すとされる腎陰が虚す(弱る)ことにより、水分不足となり、身体が渇き、
熱がこもりやすくなる。
手のひらや足の裏のほてり、多汗、目が乾く、など



〇肝虚
肝虚は腎虚を含み、肝と腎がともに虚した状態



〇肺虚肝実
実質は腎虚で肝実(おけつ・・・血の滞り)のある状態



〇脾虚肝実
脾虚は心虚を含み、脾・心ともに虚している。
脾(消化器系)の弱りを主として肝実がある状態


男性不妊と鍼灸治療

当院ではどのような病名・症状であっても、それに対する対症療法は行わず、
四診法(東洋医学的診断)と解剖学に基づき、心身全体の状態を把握し、
病態・体質・体力・体調に応じた治療法で
内科的調整と構造的調整を同時に行うことによって
お身体本来の生命力の強化、治癒力の回復、免疫力の正常化を図ってゆきます。

精無力症・精子欠乏症

①精無力症②精子欠乏症も上記のような鍼灸治療を積み重ねてゆくことによって
精子の活動性が増したり、精子の量が増える可能性があります。

もちろん、煙草・飲酒、過食・偏食(栄養不良)、運動不足、
その他、心身のストレスとなる習慣、不養生の改善は必要です。

無精子症

無精子症には次の二つがあります。

  • 精子の通り道が詰まってしまっている場合
  • そもそも精子が造られていない場合

前者の場合は、器質的問題であり、鍼灸治療の適応外となります。

後者のうち、原発性精巣機能障害という精巣での精子をを作る機能自体の問題の場合、
染色体レベルの問題となりますので鍼灸治療の適応外となります。

後者のうち、ホルモン異常によるもの、悪姿勢に伴う血行不良によるものは
精無力症・乏精子症と同様、鍼灸治療の対象になります。
もちろん、精無力症・乏精子症よりも状態が悪い状態ですので、
改善率も低くなると考えられますが、全力でサポートさせて頂きます。
精無力症・乏精子症以上にそれなりの期間・治療頻度、
より積極的な養生(生活習慣の改善、セルフケア)が必要となるとお考え下さい。

 完全予約制 TEL 0794219353 

電話受付 午前9~午後1時 午後3~午後7時(土曜は午後4時まで) 
休  診   水・日曜の午後  祝日  第3日曜   臨時休業あり        

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