パニック障害と鍼灸 ~加古川市の鍼灸専門院きさらぎ

症状はあるのに「異常なし」と言われて困っていませんか?

つらい苦しい毎日を笑って暮らせる毎日に変えたい方は
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〇パニック障害とは

不安を主症状とする精神障害を、パニック障害といいます。
不安神経症とも呼ばれます。

はっきりした理由がないのに不安を感じ、
(あるいは理由があっても、それと不釣り合いに強く不安感が生じる)、
それに伴い、

  • めまい立ち眩み
  • 動悸
  • 吐き気
  • 呼吸困難:息苦しさ 喉のつまり 過呼吸など
  • 冷や汗冷感
  • 熱感
  • ここまま死んでしまうのではないか」という恐怖
  • 震え
  • 腹痛下痢
  • 胃痛胃もたれ
  • 耳鳴り

などの様々な症状が現れるのが特徴です。

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(イラストは富山医師会ホームページより抜粋)

パニック自体は急性・突発性に起こりますが、
パニック発作を繰り返すうちに慢性化し、

  • 「また発作が起こるのではないか」という予期不安
  • 一人での外出や乗り物など逃げ出せない空間に恐れを感じる広場恐怖
    という症状も発症します。

広場恐怖には
・公共の交通機関(バス、電車、飛行機、船、など)
・開けた空間(駐車場、スーパーマーケット、など)
・店、劇場、映画館、エレベーター、コンサートホールなどの閉鎖空間 
・人混み 
などへの恐怖があり、恐怖の深さが増すほど行動に制限が生じてきます。

病院の検査でははっきりした病院は見つからず、
「異常なし」とされることが多く、
脳の機能障害として抗精神病薬(安定剤)を処方されるか、
認知行動療法を選択されるのが一般的です。

安定剤は症状の一時的な緩和には有効ですが、
肉体的に負荷が大きく薬剤としての依存性
さらに「この薬がないと」という薬への精神的な依存性も起こりやすいので
できるだけ使用しないで回復を図りたいものです。

〇パニック障害~東洋医学的考察

パニック障害は東洋医学では、
古く「奔(憤)豚気(ほんとんき)」と呼ばれる症状と推察されます。

奔豚気とは、
腹部から胸・喉にかけて突き上げるような激しい動悸が発作的に起こる状態を呼びます。
「憤った豚がお腹の中を駆け回っている」かのようだ、という意味です。
下焦の気(簡単に言えば下にあるべき気)が衝脈という腹部中央付近を流れる経絡を通って
突然上昇する、ということですね。

古典では『金匱要略(きんきようりゃく)』の奔豚気病脈証併治第八に
「奔豚の病は少腹より起こり,上って咽喉を衝き,発作すれば死せんと欲し,
 復(ま)た還りて止む。皆恐驚よりこれを得」
とあります。まさに現代でいうところのパニック障害、不安神経症そのものですね。



このような症状が起こる時、身体はどのような状況なのでしょうか。
東洋医学では「陰虚陽実(証)」と呼ばれる状態です。

陰気とは身体の活動的な働きを適度に抑制し、興奮を抑え、
心身の回復・安定を司る気です。
陽気とは身体の様々な活動を司る気です。
人体は陰気と陽気の調和により、健康を保っているのです。
この陰陽の調和が崩れた時、様々な病・症状が起こると考えられます。

陰気が弱ることを陰虚といい、
陽気が過度に働きすぎていることを陽実と呼びます。
陽気は上昇する性質を持ち、陰気は陽気を抑制し引き下ろす働きを持ちますので、
陰気が弱ると陽気の抑えが効かず、陽気は上に上に登っていってしまいます。
過剰に働く陽気によって様々な症状が発生するわけです。

突き上げる陽気が胸に行けば動悸や吐き気、呼吸困難、
喉に行けば息苦しさ、喉のつかえ、
頭に行けば耳鳴り、めまい、立ち眩み
などなど人体を縦横に流れる経絡を伝って、過剰な陽気が走り回ることで
様々な症状が発生するわけです。

陰気と陽気の不調和が根本原因であり、
症状自体はあくまで結果に過ぎないのです。

パニック障害の病因

さて、では奔豚気はどうしておこるのでしょう。
先の古典にも「皆恐驚よりこれを得」とあるように
過度の恐怖・驚き・不安など情緒の偏重によって起こります。

日頃から心配性、悲観的な思考習慣のある方は注意が必要です。

また奔豚気は過度の発汗の後、起こることもあります。
汗は水分であり、身体を冷やす働きがあります。
多量の発汗により体内の水分不足が起こると熱を抑制することができず、
熱の性質として上へ上へと気は上昇してゆきます。

また汗は東洋医学では「白い血」とも呼ばれます。
多量の汗が失われることで貧血状態(血虚)となります。
因みに女子のマラソンランナーに無月経が起こりやすいのもこれに通じます。

血虚により冷えが進むと相対的に熱が増え、
且つ熱の制御が効かなくなり、陽気が上逆することになります。
元々冷え性の人や貧血傾向にある方は特に
岩盤浴、サウナ、激しすぎる運動など多量に水分を失う可能性のある行動は控えましょう。
また熱中症にかからぬよう小まめな水分補給を心がけましょう。


パニック障害と鍼灸治療~加古川市 鍼灸治療院きさらぎ

パニック障害だからといって、
当院では「パニック障害用の特別な治療」をするわけではありません。
症状自体が病気の本体ではありませんから、
症状自体を追いかける対症療法では意味がない、と考えるからです。
「パニック障害のツボ」などというものがあるわけではないのです。

どんな西洋医学的病名をつけられ、どんな症状を伴っていたとしても
当院ではその人本来の治癒力が働きやすい状態へと
心身全体の陰陽の不調和、機能的不調和、
またそれらに影響を与える構造的不調和を整えてゆきます。

原則として東洋医学的な鍼灸治療では
虚(弱っている)している気を補い助け(補法)
実(過剰に働いている、或いは停滞している)している気の余分を開放する(寫法)
ことが基本です。

パニック障害では陰虚陽実の状態ですので、
陰気を多く持つ臓器、腎が虚す腎虚証、肝・腎が虚す肝虚証として腎や肝の気を補う治療をすることが多くなります。

もちろん、症状は類似していても人それぞれ病の状況は違います。

具体的には六増六腑(内臓全体)と二十の経絡(正経十二経脈+奇経八脈)のうち、
どこがどれだけ虚し、どこどれだけ実しているのか、
その不調の大本はどこかを診断しながら、
適宜適切な手法を選んで鍼またはお灸を施してゆきます。

さらには
元々の体質、体力、体調、病の深さ・勢い、回復の段階、
など条件に応じて手技手法は繊細に変化してゆきます。

そうして心身の機能的調和が整うにつれ、次第に症状は治まってきます。

治療自体が治すのではなく、
治療により高まったご本人の治癒力自体が病を癒すのです。


回復のポイント

そもそもパニック障害と呼ばれる状態、
奔豚気が起こるような不調和はどうして起こるのでしょうか。

先に挙げた心配性、悲観的思考など余計なストレスをかき集めやすい、
或いは過度に感じやすい思考習慣があります。
不安や恐怖などの感情とは違い、これらはあくまで思考習慣です。
思考の選択は自由なのですから、
身も心も軽やかでいられる思考習慣に変えてゆくことが重要です。

とはいえ、精神状態を精神で切り替えてゆくのは時として難しい場合があります。
しかし、それを可能にしてゆく手立てはあります。

パニック障害と真逆のうつ病(陽虚陰実)でも言えることですが、
このような精神疾患を患う方には共通点があります。

それらを詳らかに解説するのはここでは割愛致しますが、
それは習慣上の問題点です。
治療から次の治療への間、整えた状態をどれだけ崩さずに維持できるか、
前回の治療効果が残っている間に次の治療を受けることができるかどうかの鍵になります。

習慣上の問題点ですから、
それを日常的に改善できるのはもちろんご本人しかいません。


当院ではお一人お一人の状況に合わせ、
必要な医療指導、適切な養生法を適宜お伝えしています。
それは決して難しいことではなく、
意志ひとつあれば必ずできるレベルのことから
少しづつお伝えしてゆきます。

素直に医療指導を守り、養生法を実践される方ほど回復は速くなります。
実践されない方は日常的に自分で自分にかける負荷が変わらないので
治療で整えた状態を自ら崩してゆくこととなり
その分、治りは遅くなります。
これは確実に言えることです。

養生に励まない、医療指導を守らないのは
「良くない習慣を続ける」選択をしているのと同じ。
「良くない習慣を続ける選択」は
「治らないため」の選択をしているのと同じです。

働きかければ必ず心身は応えてくれるものです。
あなた自身の力、可能性を先ず信頼してくださいね。

治療と養生は両輪
健やかな明日を一緒に目指しましょう。


『治そう』という意欲をもって治療に臨み養生に励むこと
それが健康への近道です。
お気軽にご相談下さい。当院が全力でサポート致します。

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