手術の後遺症と鍼灸

外科手術の代表的な後遺症

西洋医学における代表的な治療である外科手術は
命を脅かすような緊急疾患や外傷、整形外科手術など
大変重要な治療法ではありますが、
人体を傷つける治療法でもありますので、
手術に伴う後遺症は珍しいことではありません。

〇手術により傷ついた筋肉・皮膚の痛み、癒着、ひきつり
〇子宮、卵巣、子宮筋腫などの摘出手術後の下腹部の重い痛みや不快感
〇関節障害や外傷の手術後の関節の可動域の減少や関節の拘縮　痺れ
〇乳がん手術後の患部付近の引きつりや腕のむくみ
〇内臓の摘出手術後の不定愁訴（不眠、食欲不振、多汗・寝汗、めまい、動悸、気力低下その他）
〇関節の拘縮・可動域制限、しびれ・麻痺などをかばうことに伴う不調

など。

手術の後遺症に対する鍼灸治療

当院の鍼灸治療は、症状ばかりをいたずらに追うことなく、
心身全体の構造的・機能的不調を整え、治癒力の回復を促すことによって
結果として次のような効果を期待できます。

〇手術痕（傷跡、縫合跡）の腫れ・硬さ、癒着、ひきつりを緩め、痛みを緩和させる
〇全身の血行・リンパ・脳脊髄液の循環を是正して回復を速める
〇筋肉の拘縮を緩めることによって関節の正常な可動域の回復を助ける
〇手術に伴い崩れた身体バランスを整える
〇自律神経が整うことで不定愁訴が緩和・消失する

※神経の切断など不可逆的なダメージは不可

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