コロナ対策,加古川市,ダイエット,耳つぼ,鍼灸院

ダイエットについて  

『痩せるツボってありますか?』   

女性の患者さんに必ずと言っていいほど訊かれる質問です。
その訊かんとする意味はもちろん分かっています。


そして
心身の機能的バランスを整える当院の鍼灸治療には
健康的に痩せていく補助的効果があります。

しかし、あえて私はこう答えることにしています。

「活動量(エネルギー消費量)以上に食べないこと、これが痩せるツボですね。」
「・・・いや、そういう意味じゃなくて・・・」
「分かりました。言い換えましょう。食べた分(エネルギー摂取量)以上に活動すること、これが痩せるツボです。」
「・・・・」



意地悪なように聞こえるかも知れませんが、
しかしこれが一番まっとうな道理ではないでしょうか?


『痩せるツボってありますか?』
この質問の真意は 「楽して痩せられるツボってありませんか?」
ということですね!?


しかし、少し考えてみませんか?
極寒の地で暮らす人々や
力士など職業上太らなければならない人たちを除いて、

必要があって太っている人はいません。

皆必要以上に食べているから太っているのです(クッシング病など病の影響は除きます)。


好きなものを好きなだけ食べ、
そしてそれに見合うだけの活動をしていない結果です。
いわば 肥満は贅沢病 と言えるでしょう。


自然界においては基本的に肥満体はいません。
いつでも好きなだけ食べられる筈もないのですから
当然と言えば当然ですが、必要以上に太って重くなること、
すなわち動けない身体になることは命に関わるからです。
木に登ったり狩りをするにしても、外敵から身を守るにしても、
肥満体になることは死に直結してしまうのです。



翻って私たちの暮らす世界はどうでしょうか?
文明が発達すればするほど私たちの住む世界は、
自然界からいわば隔離されたものになってゆきます。
外敵もなく安全で、自らは狩りも採集もせずともいつでも好きなだけ食べられ、
暑さ寒さも思いのままの快適な世界。
すなわち不自然な世界です。

好むと好まざるとに関わらず私たちはこの不自然な世界で生きており、
そして殆どの人がもはやこの不自然な世界なくして生きられなくなっていると
言えるでしょう。


安全、便利、贅沢、快適。
この不自然な世界の恩恵を受けながら、
同時にそれらなくして生きられぬように
私たちは私たち自身を家畜化しているのです。


安全、便利、贅沢、快適。
この不自然な世界の恩恵を享受することと引き換えに、
私たちは一体何を何を失うのでしょうか?

鈍った感覚、動かない身体、肥満、そして病気。
これからもこの不自然な世界で生きていく以上、
そこには目に見えないリスクもあることを理解し、
自覚しなければならないのではないでしょうか?


肥満。
それは社会の物質的な豊かさの証であると同時に、不自然さの賜物なのです。
太れば太るほど、自分の生活がより不自然なものになっているという事なのです。





物事には結果があれば必ず原因があります。

どうしたら痩せられるかを問うよりも、なぜ太っているのかを問うことが先決です。
そして肥満の原因のほとんどは 生活習慣 にあります。


どんなものをどんなバランスでどんな時にどんな風にどれだけの量食べているのか。
そして、食べた量に見合うだけの活動をしているのか。


これらのことをご自分で冷静に観察し、改善すべき点を改善すれば
自ずから痩せてゆきます。
現れては消える様々なダイエット法をあれこれ探したり飛びつく前に、
太りやすい生活習慣から太りにくい生活習慣に変えることの方がずっと大切であり、
健康的だと思いませんか?




とかく現代日本人は食べすぎなのです。
江戸時代、庶民は一日二食だったといわれています。
手に入る食材の種類も量も現代よりはるかに乏しい時代にです。
栄養不足による病はあっても、一部の商家や大名クラスの富裕層を除いて
栄養過多による病など一般の庶民には先ず無かったでしょう。


現代と違って江戸時代には自動車も電車も自転車さえもありません。
基本的に人々はどこへ行くにも自分の足で歩いて移動しなければなりません。
便利な電化製品など勿論無い時代ですから、
掃除するにも洗濯するにも炊事をするにも、
何事につけ彼らは我々現代日本人よりもはるかに自分の身体を使っていたはずです。


そんな時代にあって彼らの食事のスタイルは一日二食なのです。
これは人間はそれだけの食事量でも充分活動できるということです。
否、食事量が少ないからこそ動けるといった方が適当かもしれません。
「腹が減っては戦は出来ぬ」といいますが、腹いっぱいでは逆に動けないからです。


自然界にあっては、動物達が狩りや採食のために動くのはいつだって空腹時です。
空腹だからこそ行動し、そして空腹だからこそ行動できるのです。
「規則正しい一日三度の食事」は頭で考えたこと。
自然界にあっては食事は不規則であって当たり前。
空腹だからこそ動き、動くからこそ食べられるのです。





翻って現代日本人の生活はどうでしょうか?
我々は便利な電化製品に囲まれてめっきり身体を使わなくなっています。
車や電車など交通手段が多様化し、歩くことさえ少なくなっています。
江戸時代とまでいわなくても、ほんの数十年前と比べても、
私たちははるかに身体を使う機会を失っているのです。


その上食生活の欧米化により、高カロリーな食事が増えています。
低カロリーな料理であっても身体を使わない、すなわちエネルギーをあまり消費しない
生活スタイルの中で三度三度の食事を摂ることは食べすぎになりやすいものですが、
それが高カロリーな料理であれば確実に栄養過多となります。

基礎代謝の落ちる年代になっても
成長期と変わらない食事量を摂っていればなおさらです。



河川などでも富栄養化が進めば水質は累進的に悪化し、
ヘドロが堆積し、水は濁り悪臭を放ち、赤潮・アオコなどが発生し、
水生生物は減少し生態系は壊れてゆきますが、
人体においても食べすぎ(栄養過多)は 気血水 を澱み濁らせます。

恒常的な気血水の澱み濁りは内臓の負担となり、
その機能を低下せしめ且つその機能的調和を崩してゆくのです。


内臓への負担や肥満による姿勢の崩れは
腰痛・肩こりなどの運動器の疾患などにつながり、
さらにそれが経絡を通じて逆に内臓へのさらなる負担となり、
なんだかイライラする・なんだか気力がないなど情緒・精神にも影響し、
それがさらに・・・と、心身という生態系も一度壊れると
累進的に悪化し悪循環に陥ります。

慢性的に肥満している方が色々なダイエットに挑戦しても
なかなか成功しないのは、この悪循環に陥っていて
内臓の機能的な力が低下しているからなのです。



「痩せる」と言われた食材やサプリメントなどをいくら摂っても、
そもそもそれらを上手く吸収し活用する力自体が低下しているのです。

ではどうすればいいのでしょうか?


内臓の機能的調和が失われその力が低下しているのですから、
その不調和を調整しその機能的力を高めれば良いのです。



ではそのために先ずしなければならないことは何でしょうか?


鍼灸治療?いいえ違います。
それは内臓の負担となることをやめることです。



この場合は 「食べすぎをやめること」 です。
必要以上に食べない、ということは疲れた内臓を休ませてくれます。
何事も「程を知る」ことは大切なことと思うのですが、
「ほどほどに食べ、ほどほどに動く」 ことこそなによりの 痩せるツボ なのです。


『押せばたちまち痩せるツボ』なんてありません。
楽した結果太ったものを楽して痩せようなんて無理があると思いませんか?



もちろん極端な食事制限を勧めているわけではありません。
いきなり過度な食事制限をしても、
食べすぎが当たり前になっている身体はそれを飢餓状態と捉え、
摂取した栄養を脂肪として蓄えようとするからです。

第一無理な食事制限はストレスになりますし、長続きしません。
さらにはそれが運動を伴わない食事制限ならば、
ますます痩せづらい身体になってしまいます。
脂肪よりも筋肉が先に痩せて基礎代謝量が低下してしまうからです。



要は 必要以上に食べない ということです。
何をどう食べるか、そのバランスももちろん大事ですが、
いくらバランスの良い食事メニューでも
食べ過ぎれば身体の負担になることには変わりはないのです。

ダイエット=減量(痩せること)ではないのです。
本来のダイエットとは『食餌療法』を意味します。
病気の改善のために何をどれだけ食べ、そして食べないか、なのです。



新陳代謝の激しい成長期の子供たちやエネルギー消費の激しい肉体労働者は別にして、
現在一般的なライフスタイルの中では朝食をたっぷり摂る必要はないはずです。


「だけど晩御飯を食べて寝ても朝にはおなかが減るよ?」
という声が聞こえてきそうですね。


本当にそうですか?
本当におなかが空いていますか?
本当にあなたの身体は食べることを望んでいますか?

夕食で摂ったカロリーを寝ているだけで消費できるほど、
今のあなたの身体は新陳代謝を活発にしていますか?
「朝食はしっかり摂らなければならない」という考えに
とらわれているだけではありませんか?
単に習慣的に胃が反応しているだけではありませんか?



「朝しっかり食べないと頭が立ち上がらないのよ」
という声も聞こえてきそうです。

そういう方は低血糖気味の方が多いもの。
糖分をとれば解決します。

ご飯などの炭水化物や果物を軽く食べると良いでしょう。
何も「しっかりたっぷり」食べる必要はないのです。
昼食を摂るまでの数時間に消費できる程度の量を摂れば良いのです。



身体の声をしっかり聴いて、適度に程よく食べることが大切なのです。



定着している一日三食スタイルを変えることはなかなか難しいとしても、
少しずつ食事量を減らし、適度な運動をすることは工夫次第で取り組めるはず。

「規則正しい一日三度の食事」を健康的に続けるためには、
それに見合うだけの活動をすることが必要です。
「とにかく何でもいいから痩せたい」と思わずに
「健康になって自然に痩せたい」と意識を変えて欲しいものです。





鍼灸治療によって内蔵機能が整ってくると、
気血水の循環が良くなりむくみがとれ身体が締まってきます が、
あなたがそれを拒むような生活を続ける限り、
その効果も発揮されにくくなります。

「主は自ら救くる者を救く」と言いますが、
どのような治療も変わろうとしないあなたに逆らってまであなたを助けることは出来ない
のです。

エイブラハム・リンカーンはこんな言葉を残しています。

人々の独創性や独立精神を奪う事で、
個性や勇気を形成する事はできない。

自分自身でやれること、
やらなければならないことを、
彼らの代わりにやってやる事で、
その人を永久に助けることはできない

ダイエットや治療に限らず、何事においても
「私」がすべきことは「私」がするほかないのです。

「そんなの私には無理」「私に出来るはずがない」
そんな風に自分自身にマイナスのイメージを抱いている人は、
残念ながらどんな治療法もダイエット法も役には立ちません。
はじめから出来ない自分、失敗する自分をイメージしながら成功するはずもないのです。


プラス思考が大事。
そんなことをいうつもりはありません。
自分自身にどこかマイナスイメージを抱きながら
表面上プラス思考を装ったところで、
描いた理想と理想とかけ離れた自分との間にストレスを感じ、
益々マイナスイメージが強まるだけです。

自分自身に対するマイナスイメージを塗り替えることのないまま、
プラスに考えようとすればするほど、
それはマイナス思考の自分に捉われていくことになるからです。


しかし、
人は変わることが出来ます。
必ず変わることが出来ます。


変われないのは「これまでの自分」に捉われているからです。
「これまでの自分」を基準にして自分を縛っているからです。
「変われない自分、変われるはずのない自分」に逃げ込んで、
変わろうとしない言い訳を先に立ててしまうからです。
言い訳をすることで人は自分の可能性に制限をかけ、
限界を狭く設定してしまうのです。


古いイメージ、古い価値観。
それは通いなれた道ばかりを選んで歩くようなもので、
安全で安心は出来ても新しい景色を観ることは出来ません。
行動範囲を狭める足かせにしかならないのです。



「これからの自分」はこれから育てれば良いのです。

そのためにはほんの些細なことでも構いません。
「自分には無理」「自分には似合わない」「自分らしくない」
そんな過去に捉われた考え方の癖を改め、具体的に行動を起こすことです。
いくら「痩せたい」と夢見ていたって主体的に行動しなければ痩せるはずがないのです。



ヒンズー教の一説にこんな教えがあるそうです。

心が変われば、態度が変わる
態度が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる
運命が変われば、人生が変わる



また仏教における自業自得の教えを要約するとこうなります。

何を感じ何を思い何を語り何を行うのか
何を感じず何を思わず何を語らず何を行わないのか
そのすべてが「私」という世界を造っていく

己が在り方こそ



「習い、性となる」 といいますが、
日々の積み重ねが私たち自身を作ります。
良くも悪くも私の世界は私が造ったもの、あなたの世界はあなたが造ったものなのです。
そしてこれからの日々の積み重ねが私を造り、あなたを造っていくことになるのです。



何を為し何を為さず、何を食べ何を食べないか。
ささやかでも確かな一歩の積み重ねがあなたの健康を育てるのです。
太りやすい生活スタイルから太りにくい生活スタイルへ。
ダイエットではなく生活習慣の改善です。



「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」で生活習慣を改善していく道の途中は
少々つらいものがあるかも知れませんが、
内臓の負担が減ればそれだけ重だるかった身体は軽くなり、
身体が軽くなるにつれ心も軽やかになるものです。

『治療よりも養生』が大切なのです。


 ご予約は今すぐこちら TEL 079-421-9353 

 電話受付 午前9時~午後1時 午後3時~午後7時 休診 水・日曜午後、祝日、第3日曜


鍼灸治療とダイエット


さて 治療よりも養生
それは間違いなく大切なのですが、とはいえ慢性的な肥満症、
殊に糖尿病などの生活習慣病やその他様々な症状を持っている方のお身体は、
それだけ内臓の機能失調の程度が強いわけですから、
なかなか思うようには痩せられないのも事実でしょう。

養生とともに内臓機能そのものを調整する治療も必要です。
それには気血水の流れを調え、内臓の機能的バランスを取り戻す 「経絡治療」
うってつけの治療法だと言えるでしょう。



健康な状態の身体では、
身体を暖め活発化させる陽気
身体を冷やし沈静化させる陰気 とが
程よいバランスを保っていますが、
内臓の機能的バランスが失調すると陰気と陽気のバランスが崩れ、
相対的に余分な熱が発生します。

その余分な熱は経絡を通じて様々な症状を引き起こすのですが、
その熱の影響をもっとも受けやすいのが胃と、胃とつながる胃経という経絡です。
胃や胃経が余分な熱を受けると胃が過剰に働いてしまいやすくなります。

身体全体としては栄養を欲していないにも関わらず、食べたくなってしまうのです。
これを 胃虚熱 といいます。
酷くなると食べても食べても満腹感がない、ということもあります。
更には氷や土・ガラスなどの異物を食べたくなる人もいます。
このような状態を 胃実 と呼びます。



また陰気と陽気のバランスの崩れは余分な熱を生みだしますが、
身体全体としては冷えています。
自覚的に症状としての冷えを感じるかどうかは別として
内臓の機能的失調とは言い換えると身体の冷えなのです。

身体の冷えがあるゆえに余分な熱が生まれるのです。
体表や身体の上部に昇っていく性質の陽気を
身体の下部や内部に引き下ろし留めるだけの力がない状態、
ともいえます。


身体が冷えると気血の流れが滞り、その機能は低下します。
太っている方、特に女性の場合は症状としての冷えがあったり、
むくみがでやすいものですが、むくみとは身体を引き締めるだけの
気の力が損なわれているために水分代謝が悪くなり、
水分が皮下に滞っている状態です。
水滞 あるいは 水毒 と呼びます。

身体の冷えによって生まれる寒と熱によって
気(気・血・津液)の流れが悪くなり、
胃実やむくみその他の症状が現れるのです。



経絡治療によって内臓の機能的失調が調えられて身体の冷えが改善されていくにつれ、
これら胃実やむくみもまた改善されてゆきます。


胃実がなくなれば過剰な食欲はなくなり、
水滞が改善すればむくみも取れて身体を引き締める力が高まってきます。
結果身体は痩せやすくなります。

同時に便秘や冷え性、生理不順や生理痛、偏頭痛など様々な症状が改善し、
肌艶も良くなり、些細なことでイライラしたり、クヨクヨしたりすることなく、
明るい気持ちで日々を過ごせるようになってゆきます。

当院の治療は痩せるための治療ではなく、
「あなた」の健康力を引き出す治療だからです。



当院は治療院ですのでダイエットを目的に施術は致しませんが、
経絡治療は心身の健全な状態を取り戻すための治療ですから、
治療を継続していくと身体の必要に応じて太っている人は痩せ、 
病的に痩せている人は適度に太っていくのです 
(太っているか痩せているかの個人的価値観・理想にかなうかどうかは別です)。



ただし、治療効果を打ち消すような生活習慣を患者さんご本人が
続けている場合を除きます。
治療効果を活かすも殺すもご本人次第 なのですから。


当院は全力であなたの健康をサポート致します。
あなたは生活習慣の改善に取り組んでください。
二つの力がひとつになれば自ずから結果は出るのです。


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 電話受付 午前9時~午後1時 午後3時~午後7時 休診 水・日曜午後、祝日、第3日曜


耳ツボダイエット


『耳ツボダイエットって出来ますか?』
「痩せるツボってありますか?」に次いでよくある質問です。


別段難しい技術でもありませんし、やろうと思えば出来ますが
治療院でするまでもないので致しません。
何故なら 「自分で出来るから」 です。


当院では自分で出来ることは自分でやって頂きます。
その方がご自身が自分の心身と向き合うことになりますし、
治療に対して積極的になるほど自然治癒力が高まり、治療効果はでやすいからです。
治療室では治療室でしかできない治療に専念させて頂きます。



耳ツボダイエットに関する情報は、
本やインターネットなどで簡単に手に入りますし、
食事の少し前にそのツボを押すなり揉むなりして刺激しておけば
それなりに効果はあらわれます。

それなりにというのは、本来ツボというものは

  • 移動する性質のもので決まった場所にはない
  • ツボを押す角度や強さなど刺激の仕方で効果は変わる
  • 同じツボでも体質・体調など条件によってその働きは変わりうる。

性質のものだからです。
とはいえそれなりの効果は出ると思いますので試してみる価値はあるでしょう。


ただし、ダイエットに関しての耳ツボの効能は
積極的に脂肪を燃焼させるものではなく、満腹感が現れやすくなる
というものです。ですから、「耳ツボを刺激したからいくら食べても大丈夫」
というものではありませんし、いつもどおりの量の料理を食べれば意味はありません。


「満腹感を得られやすくなる」という効果を考えて、
無理なく食事の絶対量を減らす助けにしてください。

  • 食事の前に刺激すること
  • いつもどおりの量の料理を皿に並べないこと
    (鍋料理など食べた量が分かりにくい料理を控えること)
  • 歯ごたえのあるものをゆっくりよく噛んで食べること
  • あせらないこと
    目標を持つことは良いことですが短期間で痩せようとしないこと

などに気をつけて励んでみてください。
勿論適度な運動や体操、ストレッチなどのセルフケアも大切です。


  • あせらない・・・・・根気良く
  • 無理しない・・・・・道理に則って
  • がんばらない・・・・楽しんで



これもひとつの痩せるツボ。
心も身体も健やかになって痩せるのが一番です。


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老婆心ながら


巷には耳ツボダイエットを誘い文句にしているサロンや整骨院が沢山あります。
良心的にされているところも勿論あるでしょうが、
怪しいところも少なからずありますので注意が必要です。


耳ツボダイエットを主軸にすえた『痩身』を謳うある協会に所属して、
そのノウハウや効果情報を自院で検証もせずに鵜呑みにして
患者さんに提供しているところもあるのです。

私が以前一時期勤めていた整骨院でも突然導入して、
その実態に驚き憤慨したものです。



その方法とは、

  1. 耳のツボに金粒或いは銀粒と呼ぶ小さな丸い金属を添付する、
    または皮内鍼という小さな鍼を皮下に浅く刺して添付する
  2. 運動と食事制限を守らせる
  3. 食事制限によっておこりがちな栄養不足を補う名目で
    ビタミン剤やサプリメントを購入させる。

というものです。


おかしいと思いませんか?
1 は良いとして2 運動と食事制限をしっかり守れたら、
耳ツボを使わなくてもそれなりに痩せるはず。
効果がなかったら、運動と食事制限の仕方が悪いと言えるように
先手を打っているのです。
(この場合太っていても元々筋肉量の多い人の方が
代謝量が大きいので痩せやすくなります。)


そして何より問題なのは
3 ビタミン剤やサプリメントを購入させること。

まず、整骨院や鍼灸院ではお灸や湿布剤など治療に関係するものを除いて
物販することは法律違反です。
サプリメントなどを売ってはいけないのです。
(*2009年6月の薬事法の改正により、副作用の少ない薬に関しては
登録販売者の資格を取得することにより、鍼灸院・整骨院などでも
販売することが可能となりました。)


[check]そしてそのサプリメントは驚くなかれ、ン十万もするのです。


そしてもう一つ問題なのは
十把ひとからげに適当な組み合わせでサプリメントを売りつけることです。
件の整骨院ではその方の体質や病体を知ることなく、
口頭の相談だけで売っていました。

もちろんダイエットが目的ですから、定期的に来院させて身体測定はしますが、
耳ツボに添付した粒を張りかえるだけでその方の健康状態など確かめもしません。


サロンや整骨院などで行われている耳ツボダイエットのコースの中には、
もちろん健全に施術されているところもありますが、
このようなあくどい例も少なくないことを知っておいていただきたいと思います。



耳ツボは自分で刺激できます。運動も食事制限も意志ひとつです。

「高い費用を払って背水の陣をひいて、
且つ誰かに管理されながらでないと運動も食事制限もできない」
という方は自己責任でご利用なさればよいと思いますが、
そうでないならよくよくご注意くださいね。

加古川市を中心に近郊の高砂市・姫路市・明石市・小野市・三木市・播磨町・稲美町
神戸市(西区)からも多数ご来院中!!

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 電話受付 午前9時~午後1時 午後3時~午後7時 休診 水・日曜午後、祝日、第3日曜

院長 吉良 淳
はり師・きゅう師(国家資格)
漢方鍼灸臨床研究会認定漢方鍼灸医
日本刺絡学会認定鍼灸師
FTPピラティス認定ベーシック・トレーナー  
さらに詳しいプロフィールはこちら

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