症状の意味

症状とは

症状とは
心身の異常を知らせてくれる心身からの警報であり、
或いはその時点における治癒力の発現そのもの（例：風邪の諸症状など）

症状とは必要があって出てくるものであり、
症状自体はいつであれ正常なのです.

症状の意味を知らないことによる危険性

しかし、多くの方は「症状とは悪いもの」と捉え、憎んでしまいがちです。
それによって

• 症状の元となる心身の問題点に意識が向きづらい
• 症状ばかりに囚われ、症状以外の心身の変化に気づきづらい
• 慢性症状の「感じ方」は脳が決めるので、症状を実際以上に肥大化して強く感じてしまう
• 脳はエネルギーを注いでいるものを重要視するので、症状の慢性化・固定化が進む
• 対症療法で「症状を感じない状態」へと感覚を鈍らされ、「治った」と誤解することで原因が放置される

などデメリットを選び続けることになります。

病や不調の原因に目を向けずに症状という結果ばかりに捉われ、
原因ではなく症状こそが問題だと思っている方、
そして対症療法的効果ばかりに執着する方は,
その分、必ず治癒が遅れます。

症状が消えたら「治った」と思い、
未だ治療の必要な状態であっても自己判断で治療を受けることを止め、
同じ生活習慣、同じ負担を心身にかけて症状を再発させ、
「治療を受けてもすぐに戻ってしまう」と嘆きながら
延々と「病院めぐり」「施術院巡り」を続けることになるからです。

症状をただ消すことばかり考えている限り、
原因から目を逸らしている限り、根本治癒はありえません。
あなたは症状という体からの訴えに耳を傾けていますか？

症状の意味を知ったらすべきこと

当院では症状を追いかけず心身全体を整え、
生命力の強化を図る鍼灸による根本治療を提供するとともに
〇患者さんご本人がご自分の身体の状態、健康状態への理解
〇不調の原因、治癒を阻む原因となる習慣上の問題点への理解
が進むよう心掛けています。

是非、治療を通してご自分と向き合い、お身体への理解を深め、
もって生活習慣の改善（養生＝自己治療）に取り組んでみてください。

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