主役はあなた

心身の不調和の原因と養生の大事



この世の一切は陰陽の関係、
すなわち「すべてのものは常に揺れ動きながら相依って成り立つ」
と考える東洋思想においては
人体もまた 

  • 複合的な内蔵の機能的調和(六蔵六腑の調和)
  • 心身の調和(身体と心、或いは潜在意識と顕在意識との調和)
  • 人との調和
  • 環境・気候との調和

など、あらゆるものとの調和を保つべく、
常に揺れ動きながら存在していると捉えます。
そして、

一切の病は何らかの調和の乱れによって起こり、
そしてその総ての症状の背景には 脳・脊髄・内臓の機能的失調、
すなわち自然治癒力の低下、氣(気血水)の乱れがある

と考えます。

東洋医学における「内蔵」は
西洋医学における「内臓」のような器質的概念ではなく、
それをも内包した機能的概念であり、精神とも深く関係しています。
任脈・督脈という身体の中心を通る経絡(気の流れるルート)は、
脳・脊髄・・・中枢神経・自律神経・脳脊髄液循環に相当し、
任脈・督脈を中心に各内臓が互いに影響しあいながら
機能的均衡を保つべく働き続けていてくれるのです。



その機能的均衡、機能的バランスが崩れた時、
その異常は人体の回復反応として
或い心身の異常事態を知らせる警報として、
様々な症状や反応となって表に表れます。

つまり、症状自体はいつでも正常 なのです。

となれば、相手にすべきは症状ではなく、その原因です。
そう思いませんか?


では、先天的疾患・遺伝的疾患・遺伝子レベルの異常など一部の例外を除いて、
症状の原因(直接的原因)の原因(根本原因)はどこにあるのでしょうか。

それはご本人の生活習慣です。

  • 立ち方・座り方・歩き方などの姿勢・運動習慣。
  • 過食・偏食などの食習慣。
  • 価値観、先入観、経験などに伴う思考癖・情緒の偏重などの精神習慣。

これらは密接に関わっており、互いに影響を与えつつ庇いあうことによって、
様々な心身の不調となり、慢性的なお身体の状態を作り上げ固定化してしまうのです。

治療さえ受けていれば良くなる、筈はありませんよね?

だらしなく横たわるパンダ,治す気のない人は治るものも治りません

悪習慣を改めない、養生に励まない、医療指導は守らない、
という選択・決断をし続けること。
つまり日常的に同じ負荷をかけ続けながら治療を受けるということは
それは雑巾がけをしている上から上から水を撒き続けるようなものです。
生涯かかっても拭ききれはしないでしょう。

どうして今、自分の身体は病を得ているのか、不調があるのか。
どういう状態にあるのか。なぜそうなったのか。
改善するためには何に取り組めば良いのか、やめれば良いのか。

現状と原因への理解を深めて生活習慣の改善、養生に取り組めば、
より治療効果を高め、維持することができますから、
それだけ早く、あなたの望む健康を実現することが出来るでしょう。

たとえ先天性・遺伝性の病、受傷事故による外傷など、
不可避な、或いは不可逆的な病や疾患であっても、
治癒力を左右する生活習慣の問題にきちんと向き合うかどうかで
予後は変わってくるものなのです。

治すと決意した女性,治るのは治す気のある人!





医療への依存的姿勢から卒業し
ご自分を信頼し、為すべきを為すことで
やめるべきことをやめることで
あなたは治癒への可能性の扉を
より大きく開いてゆくことが
できるのです


西洋医学が症状や異常部位に焦点をあてて、
薬や手術によってこれを抑え、切り取り、取り替える
「北風」のような医学とすると、
東洋医学は症状や異常部位の背景・原因に焦点をあて、自然治癒力を高めて、
自ら病という厚いコートを脱いでいただく
「太陽」のような医学と言えるでしょう。


治療の目的は症状を消すことではなく、
あなた本来の治癒力を高め、機能的回復を促すこと。
様々な病や症状はその結果として自ずと改善されてゆきます。

そして整った心身、高まった治癒力をどれだけ長く保ち活かせるかは、
治療に臨むご本人の在り方に大きく左右されます。
治療を通して得た気づきを是非日常に活かしてゆきましょう。

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