哀しき選択

小学校の頃など、理科の実験があるときにはワクワクしたものです。

実験の前にはみんなで色々と実験の結果を予想し、
こうなるんじゃないか、いやいやきっとこうなるよなどど議論を重ね、
その上で実験に臨む。

主体的に問題と取り組む姿勢の用意があると、
実験の結果がどうであれ、多くの気づきや学び、喜びがありました。

実験前の予想が間違っていようが合っていようがそれは問題ではありません。
そうやって学ぶ用意、気づく用意、吸収する心の用意をしていたのです。

実験 男の子 イラスト

一方、実験前の授業も上の空、実験中も白けた態度で遠巻きに見ている者はというと
もちろん、同じ実験に参加しても学べること、気づけること、吸収できることは前者の者とは大違い、
知れたものだったでしょう。
驚きも感動もありません。



さて、「当院は本気のあなたの味方です」
「当院は本気のあなたを全力でサポート致します」
と当ホームページ上でも何度も書かせて頂いています。

何故だと思われますか?

先天性・遺伝性の病など一部の例外を除いて
多くの病や不調の要因はご本人の日々の在り方、生活習慣の中にあります。

よって、健康と取り戻すには、あるいは健康度をどんどん高めてゆくには
〇心身の現状を理解すること
〇不調の要因となる生活習慣上の問題点を理解すること
〇生活習慣上の問題点を改善するために必要なことを理解し、そして実践すること

が必要であり、それが明日の健康をより良く変えてゆくためのカギとなります。

問題と主体的に取り組む「本気さ」があなたの未来を変えてゆくのです。
その本気さがあるかないかで1回の治療を通して理解できること、
気付けることが増えるだけでなく、
治療に対する身体の反応も良くなってくるからです。

心と身体はひとつ。
心が開いていれば身体も変化しやすくなります。
心が閉じていれば身体も変化を拒みます。
治療に臨む心の用意ひとつで、同じ治療を受けても予後は変わってくるのです。



さて、時々「変わらない用意」「変化を受け入れない用意」をして
いらっしゃる方がいます。

ご家族などにいわれて渋々来た、本当は治療など受けたくない、
という類の人ではなく、
自ら問い合わせて治療を受けに来ているのに、です。

それはどんな方かというと「お試し感覚」でいらっしゃる方です。


長年の不調に困って、本気で健康を取り戻したい、本気で未来を変えたい、
と思って来院される方には当然そんな方はいません。

自分の状態を知りたい、自分の症状を知ってほしいというお気持ちが強いので
問診や検査にも協力的です。

こちらの説明にも素直に耳を傾け、
疑問がある場合は積極的に質問し、
速く治すためにどんなことに取り組めば良いか、
医療指導に対しても熱心です。
ちょうど、先の実験の例でいえば「前者」の状態です。

鍼治療という身体への働きかけに、自分の心身がどのように反応するか、
希望を持って心を開いて「変化」を許す用意、をしておられるので
その分、心身は反応しやすくなります。

一方、「お試し感覚の人」は先の実験の例でいえば「後者」の状態です。
「ど~れ、値踏みしてやろう」という品定めモード。
主体的な姿勢はなく、傍観者でいるため、
つまり心が開いていないので、身体の反応も悪くなります。
変化を受け入れる用意が出来ていないのですから。



お試し感覚の人は、もちろんソレを言うわけではなく、
態度でそう分かるわけですが、先日は面白い方がいらっしゃいました。

「試してみたろかなと思ってきた」とはっきりおっしゃったのです。
思わず吹き出しそうになりました。
ある意味、正直なのかも知れませんが(笑)

案の定、問診にも検査にも非協力。
こちらの説明にも上の空。
治療中・治療後の身体の変化を認めても無感動・無反応。

もったいないなぁ。

当院は症状別の対症療法は行いません。
心身全体を機能的に構造的に調整し、
身体本来の治癒力を回復せしめるための治療を提供しています。
そのことはホームページのどのページにも書いていますし、
初診時にお渡しする資料にも書かせていただいております。

ですが、件の患者さんは
「そんなことは知らん」
「説明も要らん」
「医療指導も要らん」
「訴えている症状に対して治療しろ」
という態度を崩さない。

もったいないなぁ。

未来を変えるチャンスをむざむざ放棄しているのですから。

当院の治療後、心身が整うと

〇呼吸が深くなる
〇目が開きやすくなり、視野が明るく広くなる
〇身体の中心が働き、体を動かしやすくなる。関節可動域が上がる
〇神経的に弱化していた筋肉は強化される。
〇立てば体の安定感が増し、重心の捉えの感度が高まる
〇体が適度に締まるため、服に余裕ができる。
 頭が小さく、顔の輪郭がはっきりする。
〇肌が明るく滑らかになり、艶が出てくる

などの変化が生じます。
もちろん治療前後の検査結果も変わります。

ですが、症状だけに捉われるとそれらの変化には気づきづらくなります。
あるいは気づいても喜べません。

せっかく治療に対し身体が反応してくれているのに無視・無感動。
するとどんなことが起きるか。
身体はその変化を打ち消してゆきます。

身体は潜在的に本人が重要視しているもの、
より大きなエネルギーを注いているものを保持しようします。
たとえそれが良くないバランスであったとしても
治療後の整った状態を捨てて元の状態(習慣化された状態)に戻ろうとするのです。

痛みなら痛みを
不安なら不安を
より強く執着しているもの、
よりエネルギーを注いでいるもの、
ある意味「本人が大事に抱えているもの」を身体は保とうとします。
不調の慢性化の大きな要因です。

原因と向き合わず、結果である症状にしがみつくその精神的姿勢が
症状を固定化し、治りを阻害するのです。

そして症状に捉われている人ほど症状はより大きく強く感じられるものです。
慢性化した症状の「感じ方」は脳が決める のです。

さらに「症状に執着する」という思考の選択は
多くの場合、日常における基本的な思考習慣からのものです。

自分がマイナスだと認識するものばかりに目を向ける、
悲観的思考、否定的思考をつい選んでしまう。
その習慣が要らぬストレスを呼び寄せ、あるいは同じストレスを増大させて感じさせます。
慢性的にストレスを抱えた脳は、機能低下し、思考の柔軟性を失い、
治癒力・免疫力は落ちてゆきます。

どこに行っても治らない状態、の出来上がりです。



▼お試し感覚(当事者意識・主体性の欠如)
▼症状への捉われ

どんな思考は選択するか、それは個人の自由です。
しかし、この二つの思考の選択はあなたの明るい未来を閉じる哀しい選択です。

日々の選択と決断。
その積み重ねが今日の、そして明日の健康状態を作り出してゆきます。

どうせなら、哀しい選択ではなく、未来を明るくする希望ある選択をしませんか?

当院は本気のあなたの味方です。


加古川市 根本治療専門
鍼灸治療院きさらぎ
院長 吉良 淳
TEL 079-421-9353
兵庫県加古川市野口町野口431-3

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