念押し メディアに振り回されぬように

新型コロナウィルスの第3波と言われる状況の中、
マスコミは連日、「PCR検査陽性者数=感染者数」として発表し、
恐怖を煽っています。

しかし、8月の当ブログ記事でも書かせて頂いた通り、
「PCR検査陽性者=感染者数」ではありません。
PCR陽性には曝露と感染が含まれているからです。

〇曝露(ばくろ)=ウィルスや細菌が体内に入った
〇感染=体内に入ったウィルスや細菌が細胞内に侵入した

「無症状の人が多い」というのは
〇曝露はしているが感染していない人が多い
〇感染したが自然免疫でウィルスを無効化している人が多い
ということが推測されます。

そもそもPCR検査は、唾液中あるいは鼻腔口腔内にいるウィルスの遺伝子の断片を採取し、
それを倍々に増幅させていき(サイクル数といいます)、
サイクル数から存在するウィルスの量を推定する検査です。
低サイクルで陽性になればウィルスが多い、サイクル数を上げて陽性になればウィルスは少ない、
というわけです。

ここで問題なのは、
どれくらいサイクルを上げて検査するのか
どれくらいの数値が出たら新型コロナウィルス陽性とするか
世界的基準も国の基準も決まっていない
ということです。

〇検査のやり方の基準も評価の基準も曖昧で、
且つ偽陽性という間違った結果が出る確率が多い検査である。
〇その検査を受ける基準も緩和され、検査自体が手軽に受けられるようになり、
さらにGOTO政策に伴い自主的に検査を受ける人も増えている。
〇そもそもPCR検査は新型コロナウィルスを特定する検査ではなく、
 インフルエンザや従来のコロナウィルスなど他のウィルスでも陽性になる
ということを考えれば

「そんなん感染者(多数の無感染者を含む)数が増えて当たり前やんけ状態」ではないでしょうか。



基本的には「感染力が強い=致死率が低い」半面、
お年寄り、持病を持つ人などが感染すると
急激に重症化する危険性を併せ持つ厄介なウィルスですので油断は禁物ですが、
「クラスター、クラスター」とマスコミに振り回されるのはやめましょう。

また新型コロナウィルス陽性者、
あるいは医療従事者をばい菌呼ばわりしたり、責め立てる、
そんな心の免疫が下がった人も増えているようです。

風邪やインフルエンザに罹った人を普段責めたりはしませんよね?
どうして新型コロナウィルスだけ特別なのでしょうか?



適度な運動、適度な食事、大らかで穏やかな精神状態を保ち、
免疫力を下げないよう、日々の暮らしを見直し大切にしてゆきましょう。

免疫力自体を下げないこと。
それが何よりの感染症対策なのですから。

健康とは心と身体ともに健やかなること。
どうぞみなさま、健やかに新しい年をお迎えくださいませ。



根本治療専門 鍼灸治療院きさらぎ
TEL 079-421-9353
兵庫県加古川市野口町野口431-3

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