予防・養生の大切さ

緊急事態宣言は解除されました。

しかし、依然として予断を許さない状況は続いている、
と見定めて行動する方が良さそうです。
日本における感染拡大の勢いは治まりつつありますが、
世界的にはまったく収束していないのですから。

今回の宣言解除も「経済を回さなければ・・・」
その恐れと必要性に駆られての解除のように見受けられます。

各国がロックダウン解除、または緩和に動きだしていますが、
コロナを抑え込めたからではなく、
経済破綻を避けるためのやむを得ない処置、
といったところでしょう。

第2波、第3波の感染爆発の危険性は充分にあるのです。

その中で私たちはどういう対策が取れるでしょうか。

各国で抗ウィルス薬やワクチンの研究・開発に力を注いていますが、
実現するのはまだまだ先です。
レムデシベル(エボラ治療薬)やアビガン(インフルエンザ治療薬)など
既存の薬の転用も進められようとしていますが、
本当に効くのか、副作用はどうかなど確かなデータはまだありません。

ワクチンはどうでしょうか。
できるのは恐らく来年以降、
しかも、実現したところであなたに効くかどうかは分からない。

新コロナウィルスにもいくつかの型があるのではと
流行当初から言われていましたが、
研究によっては既に500以上にも変異しているそうです。
インフルエンザの予防接種を受けても型が合っていなければ
感染し発症することはみなさんも良くご存じのことでしょう。

仮に上手く抗体が出来たとしても、
その抗体は数か月で消えてしまいます。

さらにワクチンの恐いところは、
「ワクチン増強」と言う、ワクチン投与を受けた人がウイルスに接した場合に、
感染を防ぐどころか、ワクチンによってさらに重症化してしまう危険性があることです。

一方、長くインフルエンザの予防接種を受けずに、
インフルエンザにかからない、感染しても発症しない、
発症してもさっさと治してしまう人も沢山います。
私も学校での集団接種(強制)以降、予防接種は受けたことはありませんが、
インフルエンザにかかったことはありません。

これはなんの違いによるものかと言えば、
そう、免疫力の違いです。

この度の新コロナウィルスの感染でも
亡くなった方のほとんどはご高齢か持病を持った方、
つまり免疫力が落ちていた方です。



ところで、この新コロナの世界的流行の中において
人口比率を考えると我が国の新コロナによる死亡率の低さは
安倍政府の後手後手の対応からすれば
各国が疑問を抱いているほどです。

考えられる理由は
〇もともとの社会の清潔度
 江戸時代からそれは日本に来訪した外国人が驚きの声をもって書き残しています。
〇もともとの社会的距離
 キス、ハグなどを頻繁に交わす欧米諸国に比べ、社会的距離が遠い
〇土足文化ではない
 アメリカなどで感染爆発が著しいのは
 ウィルスが付着した靴のまま、家の中を歩き回る、
 靴を履いたままベッドに寝るなどの土足文化の影響も大きいと言われています。
 日本人にとっては考えただけで気持ち悪いですね(笑)
〇もともと帰宅後の手洗い・うがいの習慣が広まっていた。
〇マスクをする習慣のある人が多かった
 その多くは花粉症対策ですから、本当はこれはこれで問題。
 花粉症は免疫の過剰反応ですから。
〇マスクの着用、「三密」を避ける、活動自粛など
「政府のお願い」に 素直に従う人が多かった。
 それが最近とみに耳にする「民度」とやら(嫌な言葉ですね)の高さによるものか、
 はたまた思考停止の人が多いのかは分かりかねますが。

このように、
日本にはもともと感染症が広まりにくい土壌が形成されている(可能性が高い)
と言えなくもないようです。



まとめると
〇新コロナウィルスは感染率は高くても
日本では欧米ほどの感染爆発は起きておらず、
起きづらい社会風土、文化が根付いている。
〇重症化率・死亡率は低く、
亡くなった方は免疫力が落ちている方。

となれば、手洗いとうがい、マスク着用などこれまでの対策は続行しつつ、
何よりの対策は正常な免疫力を保つことにつきる
のではないでしょうか。


正常な免疫力を保つために

〇ストレスを受けやすく増大しやすい思考習慣の改善
完璧主義、悲観主義、不平不満が多い、依存心が強い、被害者思考、
イライラしやすい、クヨクヨしやすい、心配性など

〇内臓に負担をかける食習慣の改善
過食、偏食、大酒など。
※「規則正しい三度三度の食事」を適切な食事にするためには
そのエネルギー摂取量に見合ったエネルギー消費量が必要です。

〇浅い呼吸(緊張状態、交感神経優位)の改善
浅い呼吸になってしまうような姿勢・呼吸の仕方、
無駄な力み癖、五本指靴下、磁気治療器、チタン製健康器具など

〇運動不足、ひきこもり習慣の改善
免疫力低下につながる下半身の筋力低下、呼吸器・循環器の機能低下、
日光を浴びないことによるビタミンD不足など

免疫力を正常化させておくための基本は日常生活の中にあります。
健康度を維持、または上げるための日々の工夫、
生活習慣の改善が養生であり、自己治療となります。

そういう意味で、健康は本来自分で守るもの。

美しい姿勢で
食べすぎないで 生き生きと活動して
万事機嫌良く

ということですね!


人は誰でも慣れたやり方を選びがちです。
変化することを避けようとします
何故ならそれが楽だから。
或いはそれが自分だと思い込んでいるから。
ですが、そのやり方(習慣)があなたの健康を損ない、
あなたの免疫を狂わせ、あなた自身を苦しめているなら
そんな習慣さっさと捨ててしまった方が良いと思いませんか?

今までの習慣を改めるにはエネルギーが必要です。
ストレスがかかります。
ですがそれは変化するために必要なストレスです。
可能性を広げるため、新しい自分を育てるために必要なストレスです。

同じストレスなら免疫力を下げる悪習慣によるストレスよりも
より良く変化するため、成長するためのストレスを選びましょう。

みなさま、どうぞくれぐれもご自愛ください。



ちなみに当院の鍼灸治療は
心身全体の機能的不調和、構造的不調和を整え、
あなた本来の治癒力を高め、免疫力の正常化を促す調整治療であり、
症状を追わない根本治療です。

予防の一環として心身を整えておきたい方、
すでになんらかの不調や違和感、持病を抱えており、
根本から整えて治してゆきたい方はお早めにご相談ください。
全力でサポートさせて頂きます。

新型コロナウィルス対策(感染症予防対策)について




根本治療専門 鍼灸治療院きさらぎ
TEL 079-421-9353
兵庫県加古川市野口町野口431-3

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